
遠州流茶道について
遠州流茶道は、江戸時代初期に古田綾部に茶道を学んだ戦国武将でもあり、茶人でもあった小堀遠州(こぼり えんしゅう)によって創始された茶道の流派です。小堀遠州は、千利休に代表される「わび茶」の精神を受け継ぎながら、そこに武家文化ならではの華やかさと品格を調和させた独自の美意識を築きました。この美意識は「綺麗さび(きれいさび)」と呼ばれ、遠州流茶道の核となっています。
遠州流では、茶席や点前の所作に端正さと洗練を求め、道具組や茶室、庭園に至るまで、総合的な美を追求します。小堀遠州はまた、茶道のみならず、建築、作庭、書、香道、華道にも通じ、茶の湯の世界をより豊かなものとしました。その精神は、今日に至るまで脈々と受け継がれ、時代に合わせた柔軟な進化を遂げながら、多くの人々に親しまれています。
現代の遠州流は、伝統を守るとともに、現代社会にふさわしい新しい茶の湯のあり方を模索し、国内外で幅広い活動を展開しています。遠州流茶道は、日常に美を見出し、心を磨く道として、これからも多くの人々に感動と安らぎをもたらし続けています。







教室では”相手の立場に立って物事を考えること”を大切にお伝えしております。
開かれたばかりで初めての方が多くいらっしゃいます。
どなたでもお気軽にいらしてください。
上席家元師範代 三浦宗啓
稽古日(以下の都合のいい時間)
- 第2・第4日曜日 10:00~14:00
- 第2・第4月曜日 10:00~14:00
費用:1回1,000円(茶菓子代)